難関試験であることを認識する

法令7科目に一般常識1科目の計8科目から出題され、捨て科目が存在しない社労士試験に対し、難しいと感じた社労士予備軍も多いことでしょう。

正直に言います。社労士試験はかなり難しい国家試験です。そして、その難度を客観的に判断する指標が試験の合格率です。では、さらに難しい印象を与えてしまう危険性はありますが、直近5回の社労士試験の合格率を紹介します。

社会保険労務士試験・過去5年の受験者データと合格率

  申込者数 受験者数 合格者数 合格率
平成21年(2009年) 67,745人 52,983人 4,019人 7.6%
平成20年(2008年) 61,910人 47,568人 3,574人 7.5%
平成19年(2007年) 58,542人 45,221人 4,801人 10.6%
平成18年(2006年) 59,839人 46,016人 3,925人 8.5%
平成17年(2005年) 61,251人 48,120人 4,286人 8.9%

平成19年(2007年)を除き、過去5年の合格率は軒並み10%、つまり、1割を切っています。ちなみに、5年間の平均合格率は8.62%と、9%にも満たないのです。過去、合格率が1割に満たない試験を受験した方など多くないでしょう。しかし、合格率の低さで諦めてしまうようでは、はなから受験しない方が良いかもしれません。それだけ9%の枠に入るのは難しいことなのです。

合格率よりも重要なのは合格レベルの学力

一方で、合格率だけに目を奪われ受験を諦めるのもナンセンスです。申込者数と受験者数には、毎年1300?1500人もの差があることにお気づきでしょうか。これは、申し込みをしたものの自身が合格レベルにないことから、受験を放棄した人の数です(中にはやむを得ず受験できなかった方もいます)。

また、受験したからといってその全員の学力が合格レベルにあったかといえば、それもわかりません。なかには、記念やお試しといった感覚で受験した人も存在していたでしょう。もちろん、その程度の意識で合格できるほど社労士試験が甘くないことは、社労士予備軍のみなさんならご承知のはずです。

と考えれば、気にすべきは合格率ではなく、試験当日までにいかにして自身の学力を合格レベルにまで高めることが出来るか、ということ。考えるべきは9%の中に入ることよりも、学力を合格レベルに引き上げることなのです。

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